ゆずちゃんは低空飛行 smalldog.exblog.jp

変わる時


父を亡くして一年になります。
夏にひいた風邪が長引き、病院に行ったところ、喉に腫瘍があることがわかりました。
検査をして、また検査、という日々を過ごし、やっとでた結果は予想されたとおり癌でした。
高齢で肺の病気もあり、治療は困難ということでした。
本人に病を告げ、その日には緩和病棟に入院することに決めました。
薬で痛みを和らげながら、美味しいものを食べたり、
行きたかったところへ家族で出かけたりしようと話しました。
今日だけは泊まっていこうかと言う私に、
「大丈夫だよ」といつものよう片手をあげて
「じゃ!」と言って別れた姿が、今でも思い出されます。
翌日に病院に行ったときにはすでに昏睡状態で、その夜にはもう逝ってしまいました。

父はマイルのことをかわいがってくれていました。
実家から自転車でやってきては、毎日たっぷりと長い朝の散歩をさせていました。
肺の病気を発症してからは、さすがに散歩はできなくなりましたが、
私のするマイルの話をいつもよろこんできいていました。

マイルが、関節炎の悪化で、右足がまったく地面につけなくなったのは、今年の春ごろでした。
日に日に足の筋肉は落ちて、曲がったまま後ろ脚は体の横に張り付いているような状態でした。
それでも、器用に3本の脚で歩いて散歩を楽しんでいました。

しかし、足の痛みは相当ひどい様子で、
動物病院の先生と相談し、痛み止めを慢性的に飲ませるようにして、
並行して関節に効く注射もすることにしました。

2回目の関節注射に行った時に、足の腫瘍は突然にみつかりました。
偶然下から見上げた形になった先生が、内股の異常なふくらみに気付いたのです。
レントゲンを何枚か撮り、お尻の毛をそって針をさし、組織を採取しました。
組織検査の結果がでたのは1週間後。

「ここまで気付いてあげられなくてすいませんでした。」
いつもは明るい先生にそういわれても、全く信じることができませんでした。
待合室のテレビでは、安保法案をめぐって荒れた国会の様子が映っていました。

今でもまだ信じられません・・・
運がわるかったのは、腫瘍が関節炎で悪かった足の近くにできていたことでしょう。
足のほうにばかり気を取られて、まったく見つけることができませんでした。

呼吸が苦しそうだったのも、夏に弱いラブラドールリトリーバーにはいつものこと。
最近は寝てばかりでしたが、シニアの年代になってきたことと、関節の調子が悪いからだと思っていました。




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検査で剃られたお尻は、まだ毛が生えそろっていません。
今は一日おきに、Metacamという薬を5mg飲んでいます。
関節炎の痛み止めとして処方されたものをそのまま使ってますが、
人間でいえばロキソニン程度の弱いものだそうです。
これからどんなふうに症状がでてくるのか不安ですが、
痛みの具合によって、最終的にはモルヒネを使うようになるかもしれません。


父が出来なかった緩和治療を、マイルがするようになります。






気持ちの整理がつくまで、すいませんがコメント欄は閉じさせていただきます。







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by bigfundog | 2015-10-03 10:39 | マイルの闘病記